太平洋の見える町から、四季の移り変わりを伝えます。


by hita-17

フェルメール<手紙を読む青衣の女>

東京のBunkamura ザ・ミュージアムで「フェルメールからのラブレター展」を見ました。「コミュニケーション:17世紀オランダ絵画から読み解く人々のメッセージ」の副題がついていました。
今回は、一番の目玉である、<手紙を読む青衣の女>の修復が終わり世界で始めての展示会でした。フェルメールブルーといわれるラピスラズリを用いた色の修復には驚きました。白く色あせていたものが、製作当時の色によみがえったのです。
フェルメールの作品は、光の取り込み方が独特で作品全体をやさしく包むような表現があります。まさにその本質を表していました。何気ない日常を切り取っていますが、見る人にいろいろなことを想像させます。

17世紀のオランダでは、手紙がちょうど今の電子メールのような役目を果たしていたのでしょう。識字率も高かったそうで、遠く離れた人とのコミュニケーションは、手紙が重要だったでしょう。大切に扱われた手紙はどんな物語を運んでくるのか興味津々です。今、このパソコンの隣には<手紙を読む青衣の女>の絵葉書が額に入り飾ってあります。まるでドラマのワンシーンのようです。女の眼差しは手紙の上にあり、表情は、静かで優しく落ち着いて手紙を読んでいます。

フェルメールの作品は他に<手紙を書く女>と<手紙を書く女と召使い>がありました。
いずれも、ワシントンのナショナル・ギャラリーやダブリンのナショナル・ギャラリーに行かなければ見ることが出来ません。その他の作者の作品も同様です。

日曜の夕方だったのでそれほど込んでいませんでしたので、ゆっくり鑑賞することが出来ました。Bunkamura ザ・ミュージアムは、19時まで開館しているので助かります。この日は、午前中に、ひたちなか市で会議がありましたが、昼食を摂ってからでも、東京に出てゆっくり見ることが出来ました。

フェルメールの絵を3点も見ることが出来て、幸せな日でした。
by hita-17 | 2012-03-31 04:10 | 日記