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太平洋の見える町から、四季の移り変わりを伝えます。


by hita-17

芸術鑑賞会(ヘレン・ケラー)

芸術鑑賞会で東京演劇集団風の「ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち」を観ました。

ヘレン・ケラーの話しは、知っていますが、演劇で見るのは初めてです。作者は松兼功氏です。

チラシの説明によると、「氏自身が、脳性マヒによる重度の障がいを持ち」とあります。

チラシの説明は、「ある意味では他の人よりも重い生活を強いられてはいるのだが、

彼はその障がいを乗り越えようとは考えていない。

障がいとつきあいながら、家族と語らい、友人と酒を呑む。」と続きます。

人と人とのつながりは何だろう。言葉が通じて、気持ちがわかることだろうか。

本当の気持ちはわからないけれども、努力して少しでも通じ合えれば、

生きている意味もあるのかもしれない。

心のぶつかり合いの様な舞台を見て、そんなことを考えました。

このところ、言葉が届かないなぁと思うことがあり、教育者の立場である、わが身を顧みています。

生の舞台は、ひびき合うものがあり、生徒たちも静かに鑑賞していました。

最後の指文字がわかるところでは、涙が出てきました。

観客席からも少し涙の音が聞こえました。

演劇の力を感じた舞台でした。
by hita-17 | 2015-06-01 03:33 | 日記